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じいじの卵焼き

  • sak-cooking
  • 2017年10月16日
  • 読了時間: 1分

私の父は料理が得意です。

昔から朝ごはんのサラダと卵料理は決まって父が作っていました。

今でも実家に帰省するたびに、食卓に並ぶいつもの朝ごはんに「ああ、父の味だな~」としみじみ。

特に卵焼きは、真似できない、父ならではの味。

今年の夏の帰省時、そんな話を父としていて、改めて味付けの秘訣を教わったのですが、父の口から出てきたのは、なんてことないシンプルなもの。

「葱と、少しの砂糖と、だしの素と・・・」

今までも言われた通りに何度か作ってみたのですが、やっぱりなんか違うのです。

ほんの少しの匙加減なんだろうけど、どうしても真似できないんです。

料理って、ほんとうに匙加減。焼き加減も然り。

長年の感覚なんでしょうね。

「『じいじのたまごやき』おいしいなあ」と子供たち。

「『じいじのたまごやき』、絵本のタイトルになりそうやな」と夫。

「たいていそういうタイトルの絵本って、じいじがあの世に行っちゃう設定やけど(笑)」と私。

そばで聞いてて笑う父。

そんな父は先日誕生日を迎えました。

まだまだ元気いっぱい現役です。

じいじの卵焼き、私が引き継がなくてもいいように、いつまでも元気でいてほしいものです。


 
 
 

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